人権参観日でした。
2024年10月4日 13時54分本校では、毎年この時期に、差別をなくすための正しい人権感覚を身に付けたもらうために、学校を挙げて人権に関する授業と保護者を交えての講演会を実施しています。
今年度は、昨日行いました。
参観授業では、1・2年生は道徳のお話から考え、3・4年生は相手にかける言葉について考え、5・6年生はあっていい違いとあってはいけない違いについて考えました。
授業後、松野町在住の車いすの陸上選手でパラリンピック(2012年のロンドン)にも出場している井上聡さんをお迎えして、講話と車いす体験をさせていただきました。
講話では、「障がい者となって嫌な思いをしましたか」の問いに対して、「嫌な思いをしたかもしれないけれど、それよりもどう工夫すればできないことができるようになるか、そればかりを考えていた。」と前向きに生活することの大切さを伝えられるとともに、「障がい者となって嫌な思いをしたことよりも、障がい者となったからこそできたことの方が多いと感じる。パラリンピックに出たことも、外国の友人がたくさんできたことも、障がいを持たなかったら自分の生活にはなかったかもしれない。」とも言われていました。
そのあと、車いす体験です。まずは車いすの乗り方、そしてまっすく進む方法、くるっと回る方法、バックする方法と一通りの使い方を体験させてもらいました。そのあと、マットで作った段差があったらどう対応するかも体験しました。
児童は初めての車いす体験に楽しそうにそして真剣に取り組むことができました。
講演をしていただいた井上さん、インタビュアーをしていただいた丸山さん、車いす体験のためにボランティアでお手つだ制していただいた仲良しクラブの皆さん、本当にありがとうございました。
児童だけでなく、参加した保護者、教職員、大人にとっても考えさせられる時間となりました。
車いすの方を見かけたら、なにかできるお手伝いがありそうです。
これからも、子供たちがやさしい人になるよう、見守っていきます。